2016/10/27
rie1215
2016/11/29 更新
脇の下にあせもができてしまったことはありませんか。なぜ脇にあせもができやすいのか、その原因と、あせもができてしまったときに取るべき対策をまとめました。また脇のあせもができないようにする予防法について分かりやすく解説します。
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脇のぽつぽつ、かゆくて触っているうちに悪化してしまった経験はありませんか。
脇のあせも、なかなか人には話せない悩みですよね。
夏は肩を出す服が着たいのに隠さなければならなくて、悲しい思いをした人もいるのではないでしょうか。
夏だけではありません。
冬に着込みすぎて蒸れてしまい、脇がかゆくなったり、脇に赤いぽつぽつができたり。
ここでは、脇のあせもがどうしてできるのかを解説し、その対策と予防法をご紹介します。
汗をかくのにはきちんとした意味があるのです。
それは体温調節です。
人は一定の体温を保っていますが、この汗こそが、体にこもった熱を体の外へ出し、体温の上昇を防いでくれているのです。
汗をかくことは体温を維持するのに必要なことなのですね。
汗をかきやすいのは汗腺が多いところです。
では脇の下には汗腺が多く存在するのか。
その通りです。
他にも、手の平、足の裏、額、それから、頭、胸、背中などにも汗腺は集中しています。
必然的に、これらの箇所は汗をたくさんかくことになります。
中でも、脇は蒸発しにくくこもりやすいので、例え少量でもたくさん汗をかいているような印象があるのです。
ただ、中には本当に脇汗をかきやすい人もいます。
ここでは4つの理由をご紹介します。
緊張からくる脇汗、あなたも経験したことがあるでしょう。
これは交感神経を刺激しすぎてしまい、多汗の原因となっているのです。
気にしすぎるとかえって汗をかいてしまい、悪循環になりますので気にしないのが一番です。
不思議なもので、緊張状態でなくなると自然に汗はひきます。
太っている人は汗をかいているイメージがありませんか。
実際、汗をよくかいているのです。
上で、汗には「体温調節」という役割があると説明しました。
人は日常生活の中で熱を生産します。
通常は汗をかくことで、熱を絶えず体外へ放出して体温を一定に保つのですが、肥満の人は皮下脂肪が厚いため、熱の放出を妨げてしまいます。
これでは体温が上がってしまうので、体温を下げる手段としてたくさん汗をかくのです。
適度な運動習慣を身につけて、筋肉を増やし、皮下脂肪を減らしていくといいですね。
毎日の食事にも多汗の原因があります。
脂っこいものが大好き
インスタント食品をよく食べる
ファストフードによく行く
冷たいものの取り過ぎ
辛いもの、刺激の強い料理を好んで食べる
以上に当てはまる人は、脇汗の量が多い傾向にあります。
辛いもの、刺激のある食べ物は、発汗をうながし交感神経の乱れにもつながります。
また、肥満につながる食べ物も避けた方がよいでしょう。
まずは身近なことから見直してみるといいですね。
女性ホルモンが乱れることによる多汗もあります。
これをホットフラッシュといいます。
女性は40代を過ぎると卵巣の機能が低下し始めます。
それにともなって、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが急激に減少してしまいます。
そのエストロゲンが分泌されなくなると、自立神経が乱れてしまうのです。
閉経を迎える前後5年くらいを更年期といいますが、この時期に体にでてくる不快な症状を更年期障害といいます。
顔や体が急にほてったり、急に大量の汗をかいたり、イライラするなどの症状がでることがあります。
ただ、これは人によって個人差があります。
体質や、精神的なものもありますので、普段から自分と向き合って、生活習慣を見直していくことが大切ですね。
では脇にあせもができやすいのはどうしてでしょう。
あせもができるのは、汗が皮膚にたまり、皮膚が刺激されるからです。
脇の汗は場所柄、蒸発しにくくなっています。
大量の汗をかき続けると、汗の出口が詰まり、表皮に汗がたまってしまいます。
汗にはミネラルという成分も含まれています。
本来蒸発すべきその成分が皮膚を刺激し、雑菌が繁殖してしまうのです。
これがあせもの原因となります。
また衣服が擦れたり、通気せず蒸れたりすることで、あせもが長引く原因となります。
とびひは子供によく見られる感染症ですが、大人でもかかることがあります。
特に、免疫力が落ちているときはかかりやすくなりますので要注意です。
とびひの原因となる細菌は、主にこの2つです。
どちらの細菌も、私たち誰もが持っている常在菌です。
あせもができて皮膚をかきむしることにより、皮膚のバリア機能が失われます。
傷口からこの細菌が侵入することにより、とびひになってしまうのです。
とびひの治療には、軟膏に加えて、飲み薬の抗生物質が処方されます。
この時、自己判断で薬を途中で辞めてはいけません。
治療の中で、必ず再受診をし、とびひの状態を見てもらいましょう。
でもこうなってしまう前に、あせもができないようにする方法をお教えします。
冬はとにかく防寒重視で厚着をしますよね。
肌着も厚めのものを着たいところです。
でもちょっと待って!
脇は汗が蒸発しにくく、それが原因であせもになるのです。
肌着はできるだけ通気性の良いものにしましょう。
肌が弱い人はなおさら綿100%のものをおすすめします。
脇に汗をかくのは仕方がないですよね。
汗はこまめに拭き取り、あせもの原因を取り除きましょう。
雑菌が残っていると脇の肌荒れ、かぶれにつながります。
シャワーを浴びるのが一番ですが、できない場合は優しく拭き取りましょう。
シャワーの際に気をつけていただきたいことがあります。
まずはシャワーの温度です。
体温より少し高めの38度前後にしましょう。
熱いとかゆみが強くなってしまいます。
熱いお風呂に長時間入ることも避けた方がいいですね。
また石鹸の使いすぎには気をつけましょう。
体には常在菌という微生物が存在します。
この常在菌には、肌を保護する大切な役目があるのです。
石鹸でごしごしと過剰に洗いすぎてしまうと、常在菌を殺しかねません。
常在菌がいなくなってしまうと、肌のバリア機能が失われてしまうため、あせもができやすくなるのです。
かゆくてもかかないことが大切です。
あせもができてかぶれると、強いかゆみが出ることがあります。
ここでかゆみに任せてかいてしまうと、皮膚を傷つけてしまいます。
この傷ついた皮膚から雑菌が入り、悪化して炎症を起こしてしまいます。
ひどくなると後が残ることもありますので、かゆくてもかかないよう我慢しましょう。
軽いあせもの場合は、脇を清潔に保っていれば自然に治ることがほとんどです。
でもなかなか良くならないときには、迷わず薬を塗りましょう。
薬はステロイド系の薬が有効です。
ステロイド外用剤は正しく使えば怖くない薬です。
むしろステロイド外用剤を味方につければ、短期間で治すことが可能なのです。
抗生物質配合のステロイド外用剤で、しっかりと、きれいに治しましょう。
薬を選ぶ時は薬剤師に相談されることをおすすめします。
自分の症状に合う薬を選ぶことができるはずです。
それでも改善しない場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。
ムダ毛の処理によって肌を傷つけていることもあります。
カミソリによる自己処理をしている人の中には、剃った後のかゆみや赤いぽつぽつ、埋没毛に悩んでる人も多いのではないでしょうか。
この悩みは専門サロンで脱毛することで解決します。
肌の弱い敏感肌の方は特におすすめします。
美容脱毛というだけあって、肌の負担を減らす工夫をしています。
美肌効果も嬉しいですね。
無料カウンセリングもしっかりと受けられます。
口コミで人気の高い脱毛サロンです。
創業から20年以上もたっていて、なお人気が継続しているのは安心ですね。
肌のバリア機能を整えるには、普段からの保湿ケアが大切です。
保湿が十分でなく肌が乾燥すると、バリア機能が失われ外からの刺激を受けやすくなる為です。
お風呂上りにはクリームや化粧水を塗って、しっかりと保湿を心がけましょう。
ここまで、脇のあせもがどうしてできるのかと、その効果的な対策を説明してきました。
普段から簡単に取り組める方法ばかりです。
もし、脇にあせもができてしまっても、もう焦ることはありません。
適切な処置をすれば、あせもは怖くありません。
症状に応じた薬もありますから、一人で悩む必要はないのです。
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