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保湿効果が高い!グリセリンを使った手作り化粧水で美肌になろう

グリセリンは、いろいろな化粧品に使われている成分です。グリセリンそのものが市販されているので、それを使えば化粧水を手作りすることができるんです。シンプルなのに効果抜群との口コミも。そこで今回はグリセリンの効果とグリセリン化粧水の作り方をご紹介します。

赤ちゃんにも使えるグリセリン化粧水

グリセリンとは?

いろいろな化粧品の成分の中に「グリセリン」を目にすることが多いですが、グリセリンとはどういうものなのでしょうか。

まずはグリセリンについて見ていきましょう。

グリセリンは、無色透明でシロップ状の甘みのある無臭の液体です。

グリセリンは、人や動物、高等植物、海藻などにも存在する成分です。

なめると甘い味がするので、食品の甘味料にも使われています。

グリセリンは水溶性なので、水によく溶けます。

また、保湿作用や肌を柔軟にする作用があり、人体にも含まれる成分で毒性がほとんどありません。

その性質から、化粧水やクリームなど、さまざまな化粧品に加えることができます。

保湿性の高い化粧水やクリーム、美容液などには、必ずと言っていいほど、グリセリンが入っています。

同じ保湿性の高いものといえば、ワセリンです。

グリセリンとワセリン、どう違うのかと言うと、
グリセリンは水溶性、ワセリンは油性なので、水に溶けず、化粧水の原料にはできません。

また、「水」でさっぱりと保湿するグリセリンとは違い、ワセリンは「油」でベールを作り、しっとりと長時間保湿します。

赤ちゃんにも使える

グリセリンは、よく化粧品などで見る成分なので、美肌にいいものだとは思っていましたが、まさか食品の甘味料としても使われているとは知りませんでした。
甘味料に使われるということは、口に入れても安全ということ。
人間の体にも含まれている成分なので、これほど安全な成分はないですよね!

赤ちゃんの肌トラブルといえば、よだれかぶれがあります。

対策としては、石鹸で清潔に保つことと保湿があります。

この保湿に、グリセリン化粧水を使っても大丈夫だそうです。

低刺激の保湿として、アトピーの赤ちゃんに勧めているお医者様もいらっしゃるようです。

ハンドクリームをつけたあと、赤ちゃんの顔や肌に触るのに抵抗があるという人も多いはず。

そんな時は、このグリセリン化粧水をハンドクリームの代わりに手につけて保湿することもできます。

グリセリン化粧水なら、べたべたすることもなく、赤ちゃんのお肌にも優しい天然成分のみで作られているので安心して使用できます。

スプレータイプにして鞄にいれておけば、外出先でもさっと出せて便利です。

グリセリン化粧水の嬉しい効果とは

それでは、グリセリンにはどういう効果があるのでしょうか。

化粧品などに多く使われているので、やはり美肌に効果的なのでしょうか。

グリセリンは、安全性が高い上に保湿効果もばっちりなんだそうです。

食品の甘味料としても使われるくらいなので、口に入れても安心で、人間の体にも含まれている成分なので、とても安全なグリセリン。

その上保湿効果が高いなんて、こんなにありがたい成分があるんですね。

グリセリンは水溶性なので、水によく溶けます。

グリセリンには強い吸湿性があります。

その性質から、グリセリンを水に溶かしてお肌に塗ると、水分を引き寄せて、お肌をしっとりと保湿してくれるのです。

このことから、化粧水などによく使われる成分なのですね。

ただ、グリセリンは、その強い吸湿性から、原液で使うと皮膚の必要な水分まで吸い取ってしまい、余計に乾燥させてしまいます。

また、水で薄める場合も、濃度が濃すぎると、同じように乾燥させてしまいます。

化粧水などとしてグリセリンを使用する場合は、必ず水で薄めて正しい濃度で使うようにしましょう。

グリセリン化粧水 基本の作り方

グリセリンについて、効果などを確認したところで、グリセリンを使った手作り化粧水の作り方をご紹介します。

とっても簡単に作れますよ!

必要なもの

必要なもの
グリセリン化粧水を作るために必要なものは、

・精製水
・グリセリン
・100均などで売っている化粧水用容器
・小さじ

だけです。
精製水やグリセリンは、ドラッグストアなどで売っています。

準備

リセリン化粧水を作る前に、化粧水を入れる容器は必ず洗い、熱湯消毒しておきましょう。

また、雑菌が入る原因になりますので、容器の口などには手で触れないように気をつけましょう。

作り方

(1)精製水を95cc計って、化粧水用の容器に入れます。

(2)グリセリンを5cc(小さじ1)計り、精製水に加えます。

(3)容器のふたを閉めて、よく振って混ぜます。

これで、グリセリン化粧水は完成です。

とっても簡単でしたね。

グリセリン化粧水は雑菌が繁殖しやすくなっています。

できたグリセリン化粧水は、冷蔵庫などに保管して、1週間以内に使い切りましょう。

グリセリン化粧水の作り方はとっても簡単でしたね。
必要なものも少なく、手に入れやすいものばかりです。
安全で保湿性も抜群のグリセリン化粧水、ぜひ作ってみてください。

グリセリン化粧水の濃度って変えられる?

手作りのグリセリン化粧水のいいところは、グリセリンの量を調節できるところです。

グリセリンの最適濃度は5~10%です。

湿度が割と高い梅雨や夏には5%、冬など乾燥が気になるときは10%で作るなどと変えることができます。

自分の肌の調子に合わせて、自分に合ったグリセリンの量で化粧水を作りましょう。

グリセリン化粧水に水道水は使っていいの?

精製水と水道水、どちらを使っても構わないですが、注意する点があります。

水道水を使うと、敏感肌のかたは塩素にかぶれたりと、ダメージを受けてしまうので、精製水が適しています。

ただし、精製水には塩素消毒がない分、雑菌が繁殖しやすいので手を綺麗に洗ってから扱うなど注意が特に必要です。

肌に影響がないのであれば、水道水を使ったほうが、保存性はあるとされています。

グリセリン化粧水はニキビに効果的?

グリセリンは大人ニキビの一番の原因とされる乾燥から肌を守ってくれる働きがあり、また皮膚や粘膜を柔らかくしてくれるという特徴があります。

そのため皮膚を軟化させるこの作用は、毛穴のつまりを改善してくれるので、ニキビの原因である毛穴の奥の古くなった皮脂をそうじしてくれます。

市販のニキビ用のケアアイテムにはグリセリンが含まれているものが多いですね。
グリセリンの効果があってニキビが治ったという人もいます。

アクネ菌の餌になる?

しかし、最近の調査で、グリセリンがニキビの原因菌であるアクネ菌のエサになり、ニキビが増えてしまう可能性があるということも言われています。

ニキビが治る/ひどくなる、と全く逆の説があります。
肌の質や状態にもよると思いますので、ニキビでお悩みの方は、注意してください。

まずは少量使用してご自分の肌に合うかテストしてから使用するようにしてください。

グリセリン化粧水はアトピー肌にも使用できるの?

グリセリン化粧水はアトピー肌にも使用することができるのでしょうか。

高い保湿力のあるグリセリンは、肌の水分量を上げてくれる作用があります。

水分量が十分にあがった肌は、バリア機能が整うので、アトピー疾患による痒みなどの炎症を抑えてくれる働きがあります。

実際にアトピーに悩まされていた人が、グリセリン化粧水を使用し始めてから、痒みが弱まったという話もあります。

またアトピー肌に良いとされている「にがり」をこのグリセリン化粧水にプラスすることで、さらに痒みがおさまったという体験談もあります。

ただしあくまでも肌質により合う合わないがあるので、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

また他に使用されている塗り薬などとの相性もあるので、専門医を受診している人は医師へ相談してみるのもいいでしょう。

グリセリン化粧水がべたつく時は

グリセリン化粧水を使用して、顔がべたつくという人は、グリセリンの割合が高いことが原因の一つとして挙げられます。

配合量に注意して、湿度の高い夏場は5%、乾燥している冬でも10%以下となるように作成してください。

たくさん配合したから潤いが増すというわけではなく、正しい割合の比率が重要です。

また、べたつきを防ぐ方法として、グリセリン化粧水を使用する際は、
よく振ってから使用するようにしましょう。

グリセリンがボトルの底に溜まっている場合は、濃度にばらつきがでます。

グリセリンの濃度が高すぎると、べたべたとした使用感となるので注意が必要です。

プラスアロマオイルでアロマ化粧水

グリセリン化粧水にお好きなアロマオイルを入れると、オリジナルのいい香りがする化粧水が作れます。

アロマオイルは、100%天然エッセンシャルオイルを使うのがおすすめです。

入れる量は数滴で十分楽しめます。

アロマによって、効果も違いますので、お好みのアロマを選んで、自分に合ったグリセリンアロマ化粧水を作りましょう。

アロマオイルで注意したいこと

アロマ化粧水を作るにあたって、注意したいことは、光毒性のあるオイルの使用を避けるということです。

光毒性のあるオイルの例としては、レモン、ベルガモット、グレープフルーツなど柑橘系のオイルが挙げられます。

光毒性のあるオイルが肌についたまま、紫外線にあたってしまうと、シミの原因となったり、色が沈着してしまう可能性があります。

アロマ化粧水を作成する際は、柑橘系のオイルの使用は避けましょう。

グリセリン化粧水におすすめアロマ

ラベンダーオイル

ラベンダーには肌の炎症を抑えてくれる作用があります。

そのため、ニキビなどにも効果的に働きかけてくれます。

グリセリンの保湿力と、ラベンダーの鎮炎症作用で肌の状態がとてもよくなります。

またラベンダーには、神経をリラックスさせる効果があるので、

夜のスキンケアの際に取り入れるのがおすすめです。

夜お休み前に使用すると、副交感神経に働きかけ、深い眠りへと導いてくれます。

ゼラニウムオイル

ゼラニウムは女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用のある、女性にとって嬉しいハーブの一つです。

化粧水をつけるたびに、ゼラニウムの優しい香りに包まれます。

デリケートな肌にもやさしく働きかけてくれるので、生理前などで肌が敏感になっているときにもおすすめです。

またゼラニウムには虫よけ効果もあるので、外出前に肌にスプレーするのもおすすめです。

肌に潤いを与えながら虫よけ対策としても使用できます。

ジャスミンオイル

ジャスミンは、その甘い香りが特徴的なアロマオイルの中でも特に良い香りとされているオイルです。

乾燥肌と相性がよく、保湿力が優れています。

ジャスミンの甘い香りは、持続性が長いので、香水として使用することもできます。

お出かけ前に、手首や首元にひとふきするといつまでもその甘い優しい香りが続きます。

プラス尿素で角質柔軟化粧水

尿素には、老廃物を取り除く効果があり、グリセリン化粧水に加えると、その尿素の働きで、古い皮膚をはがしてくれます。

加える量は、精製水100mlに対して、約25gです。

ただ、敏感肌の人には、尿素が刺激になり、余計に敏感にしてしまうので、避けた方がいいでしょう。

グリセリン化粧水のいろいろなバリエーション

基本的なグリセリン化粧水でも十分保湿性は抜群ですが、更にアレンジして、他の効果も加えたグリセリン化粧水を作ることができます。

そのバリエーション例をご紹介します。

クエン酸

グリセリン化粧水にクエン酸を加えると、弱酸性になり、お肌に優しく、低刺激な化粧水を作ることができます。

加えるクエン酸の量は、爪楊枝の先に3ミリほどの量で大丈夫です。

エタノール

グリセリン化粧水にエタノールを加えると、お肌に化粧水をつけたときの感じがさっぱりとします。

また、保存もきくようになります。

エタノールを加える場合、精製水85cc、グリセリン5cc、エタノール5ccの分量で作りましょう。

はちみつ

はちみつには、ビタミンB群やナイアシンが含まれていて、肌トラブルを抑える効果があります。

また、吸水性と浸透性が高いので、肌の奥まで保湿してくれます。

分量は、精製水100ml、はちみつ10ml、グリセリン10mlです。

はちみつと精製水を容器に入れて混ぜ合わせてから、グリセリンを加えましょう。

精製水とグリセリンだけの基本的な化粧水も保湿性が高い化粧水です。

それに合わせて、クエン酸やアロマ、はちみつなどを加えることで、更に美肌効果のある化粧水を作ることができます。

基本的なグリセリン化粧水に慣れたら、バリエーション例を参考にして、アレンジしたグリセリン化粧水を作ってみるのもいいですね。

手作りグリセリン化粧水でうるうる肌になろう!

いかがでしたか?

グリセリンを使った手作り化粧水についてご紹介いたしました。

保湿性も高く、安全なグリセリン化粧水。

更にアレンジもできて、いろいろな効果を加えることもできる万能化粧水です。

このグリセリン化粧水を使って、トラブル知らずの美肌を目指しましょう。

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