2015/11/13 更新
- 乾燥肌(1483)
【グリセリン】でお肌が蘇る!魔法の化粧品に変わる、使い方とは?
皆さん、グリセリンという液体をご存知ですか?これからの季節、乾燥肌に悩んでいたらこの言葉にきっと出会うはずです。つまりグリセリンには乾燥を防いでくれるある効果があるからです。使い方を知れば、画期的にお得にお手入れ可能なんです。使い方は簡単!化粧品に出来る使い方とは!
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一瞬、「ワセリン」?と見間違えてしまう「グリセリン」。でも薬のようにも感じますし、サプリメントのようにも思えてしまいます。化粧品や薬品に詳しい方なら、意外と知られているグリセリンについて、使い方を知っておけば、お得な情報をお知らせします。
肌が乾燥すると、角質層が乱れてバリア機能が低下し、刺激に弱い状態になってしまいます。乾燥が進行すると、湿疹を起こしたり、痒みを感じるようになります。グリセリンは乾燥による角質層の水分蒸発を抑制して肌を保護する成分で、幅広い化粧品や医療品に用いられる安全性の高い保湿成分です。
皆さんの、お使いの化粧水や乳液の成分表を確認してみて下さい。
使い方の欄や説明書きにグリセリンって書いてませんか?
無色透明でシロップ状の甘みのある無臭の液体で、人や動物、高等植物や海草などにも幅広く存在する成分です。人においては皮下や筋肉などに「脂質」というかたちで蓄えられています。
グリセリンはとても水に溶けやすく、保湿作用や肌を柔軟にする作用があり、人体にも含まれる成分で毒性がほとんど無いことから化粧品や医薬品などに幅広く利用されています。保湿目的の化粧水やクリーム、美溶液などでは必ずといっていいくらいグリセリンが配合されています。
グリセリンの使い方は簡単!手荒れにも良い、そんな使い方を後程ご紹介しますね。
化粧水で保湿成分として用いられるグリセリンの濃度は、他の保湿剤を併用するかどうかで異なりますが、たいていは2~10%程度です。ひび割れやハンドクリームなどではさらに高濃度で40%配合されているものもあります。
グリセリンにはパーム油やヤシ油など原料とした植物由来の天然グリセリンと、石油を原料とする合成グリセリンがありますが、化粧品に使用されるのは植物由来の天然グリセリンです。
グリセリンは簡単に手に入る?使い方は?
グリセリンの使い方は、簡単。
台所用の手荒れ予防のハンドクリーム代わりに、作って置いている主婦の方もおられるグリセリン。
購入は、薬局に必ず売っているらしいので是非、購入してマイハンドローションを作ってみるのも良い使い方かもしれません。
グリセリンって保湿効果があるだけなのでしょうか?食べたりして美容にも良さそうに思えてきますが、実は成分はヤシの実に多く含まれる食材として存在するらしいとか。味はほんのり甘いとも言われています。でも、がぶがぶ飲むような使い方はNGですよ!
人間の体内では、中性脂肪として存在しています。体の中性脂肪は、いったん脂肪酸とグリセリンに分解され、小腸で吸収されたのち、小腸壁で中性脂肪に再合成されます。グリセリンと脂肪酸から構成される中性脂肪は、必要に応じてエネルギーに変わりますが、普段は皮膚下や筋肉などに蓄えられています。
グリセリンは、無色透明の粘性を持つ液体で、においはありませんが、甘味を持つのが特徴です。名前の由来は、ギリシャ語で「甘い」を意味するglykys(グリキス)にちなんだものです。
グリセリンは、甘味を持つことから甘味料として利用されています。また、強い吸湿力を持つため、化粧品や軟膏などの保湿成分としても配合されています。
グリセリンには、ヤシ油やパーム油などを原料とした天然グリセリンと、石油を原料とした合成グリセリンがありますが、最近では天然グリセリンが主流となっており、化粧品や軟膏などに使用されるグリセリンは、ほとんどが天然のものとなっています。
天然グリセリンは、ヤシ油やパーム油を加水分解して得られた水溶液を、精製・濃縮し、粗製グリセリンをつくり、そこからさらに蒸留・精製することで製品化され、化粧品などに配合されています。
使い方が簡単なグリセリンの安全性はとても分かったのですが、口に入れても大丈夫でも、食用としてはあまり考えられませんが、お菓子の調味料なんかには入っているようです。
そして気になるのが、化粧水やハンドクリーム以外に頭皮の乾燥にも良いという所です。乾燥するこの季節に是非シャンプーと一緒にお使い頂けたら、効果が覿面するかもしれません。リンスに混ぜる使い方もお勧めです。
・スカルプローションとしての使用
霧吹きスプレーに水250ml、グリセリン小さじ1を入れ混ぜる。
・シャンプーに入れて使用する
シャンプー液500mlに大さじ1杯くらいが目安。入れ過ぎに注意。
・リンスに入れて使用する方法
乾燥してフケが目立ってしまうこの季節に、これくらい頭皮が潤ってくれるなら、この簡単な使い方でぜひグリセリン保湿してみませんか?
それでは、保湿効果や美肌に良いとされるグリセリンの使い方を
手作り化粧水でご紹介いたします。この使い方なら、だれでもすぐ作れて試せると思います。
使い方は簡単!手作りグリセリン化粧水
<材料>
30~50ml程度のボトル・容器(早めに使い切るための分量)
精製水(薬局で100円位)
化粧品グレードのグリセリン(薬局やネットで購入できますよ)
濃度は10~30%程度ほどが目安です。
清潔な環境で作りましょう。
グリセリンのみでは防腐効果が弱いため、冷蔵庫で保管し、2~3週間を目安に早めに使い切りましょう。
また、化粧品を肌と同じ弱酸性にしたい場合は、化粧品用のクエン酸(ネット通販などで購入できると思います)をごく微量加えます。クエン酸を配合しすぎるとpH値が強酸性になって肌への刺激になる可能性があります。(pH値を計るためにリトマス試験紙を用意するのもよいかもしれません)。
基本的な使い方や作り方はOK!
もうすこし、アレンジしたいのなら、こんな使い方をお勧めします。
クエン酸(爪楊枝の先ににほんの3ミリほどの分量)
クエン酸を加えると、弱酸性の化粧水になり、肌にやさしく低刺激な化粧水ができます。
エタノール
エタノールを混ぜることで肌につけた時の使用感がさっぱりし、保存もきくようになります。
尿素
尿素には、老廃物を除去する役割があり、古い皮膚などをはがしてくれます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は市販のものにもよく使われる保湿うるおい成分の定番です。効果が非常に高く美容液にも適しています。
使い方が簡単なグリセリンは、天然ものなので、注意しなければならないこともあります。
つまり、消費期限という事です!!
気を付けなければならない使い方
グリセリンは甘味料としても使われていて甘いため、雑菌が繁殖しやすく、保存に注意が必要です。
冷蔵庫などで1週間くらいが目安です。
古くなると雑菌入りの化粧水を肌につけることになり肌荒れにつながります。
作ったらすぐに使うのが鉄則です。
使い方はとっても簡単ですよね、グリセリン!まずはとにかく薬局に行って購入し、ここに書いた使い方で是非試してみて下さい。グリセリン以外にも香りを足して、市販されているようなお好みの化粧水を作るという使い方でも良いかもしれません。肌には害が少ない化粧水を作っていただけると思います。皆さんも是非お試し下さい。