永久脱毛は病院でしかできない？意外と知らない永久脱毛について

脱毛=永久脱毛といった認識を持っている人は多いと思います。
しかし実はこれは違って、クリニックやエステでは永久脱毛を受けられることは
あまりありません。

さらに、永久脱毛をしたからといって一生毛が生えてこないわけでもないのです。
永久脱毛の定義として一般的に言われているのは、
「アメリカの電気脱毛協会が定めた施術から1ヶ月経った後の毛の再生率が20%以下」
というものになっています。

永久脱毛をしても毛が生えてくる場合もあります。
上記にもかいたとおり永久脱毛をしたからといって
一生生えてこないわけではありません。

個人差もありますが、生えてくるのには3つの原因があります。

永久脱毛で行われるレーザー脱毛や光脱毛は黒い色に反応させて毛を処理します。
なので、ごく薄い産毛は残ってしまいます。
実はこの産毛が、後に黒いしっかりとした毛に変化することがあるのです。
特に摩擦をする事が多い部位やデリケートな部位は、
肌を守ろうと産毛が濃い毛に変化しやすいです。

女性も男性も毛の濃さを調整しているのは男性ホルモンとなっています。
中年期に差し掛かり、男性ホルモンのバランスが乱れ、体毛が濃くなったり、
頭髪が薄くなったりするのは多くの人が知っていると思います。
実は、この時に今まで毛が生えていなかった部位から毛が生えてくることがあります。
男性だと背中や肩などが多いと言われています。
また性毛（陰部やワキ、髭など思春期に濃くなる毛）も大きく影響を受ける部位です。

この様に脱毛が終わった後でも、新たな毛穴から毛が生える場合があるのです。

脱毛を行っている期間中に毛が生えてこないと、その下の細胞は処理できません。
ストレスや生活習慣などで毛周期が乱れていると
期間中に生えてこなかった毛が生えてくる場合があります。

永久脱毛とは法律で定められた医療行為となっています。
日本医学脱毛協会でも「昭和59年11月13日及び昭和63年2月4日に、
いわゆる『永久脱毛』行為について、厚生省・医事課より
「永久脱毛を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当し
、医師以外の者が行えば医師法違反となる」との回答が出されており、
医療機関以外では永久脱毛行為は禁止されています。
しかし、医療機関で特殊な診療、例えば電気脱毛を行っていても、
その事実を広告することは法律で禁じられ、
従って広く一般に伝えることができません。」と記載されています。

エステでの脱毛でも永久脱毛に近い状態にすることはできますが、
本当の永久脱毛は「レーザー脱毛」と「ニードル脱毛」でしかできません。

医療行為としての永久脱毛は病院でしかできません。

また、エステなどで使用されているレーザー脱毛機は医師や看護師でしか
取り扱えない照射パワーの強いレーザー脱毛器と違って、
照射パワーの低い脱毛器なので、医療機器ではなく美容機器です。

比較的安全性が高いと言われているレーザー脱毛ですが、
永久脱毛とは皮膚にとって刺激が高いものです。
なのでいくつかの副作用がでてしまう場合があります。

副作用としてあげられるのが、
・脱毛直後のヒリヒリ感、赤み、むくみ
・やけど
・毛嚢炎
・硬毛化
・増毛化　となっています。

これらの副作用に対して適切な処理ができるのは
医師国家資格を持つ医師のみとなっています。

病院で行われる永久脱毛は高いイメージがありますが、実際は違います。
脱毛の費用で一番大切なのは一回の料金ではなく、その費用が適用される回数です。

医療レーザー脱毛機は照射パワーが高いため、短時間で少ない回数で
永久脱毛を行うことが可能です。
しかし、エステなどで使用されている美容レーザー脱毛機は
照射パワーが低いため、何回も通う必要があります。

部位によって異なりますが病院では1部位平均5~8回といわれていますが、
エステでは20回以上通う必要がある場合もあります。

病院で行われるレーザー脱毛は、ポインターやショーなどで使われるレーザーと
基本は同じですが、髪や肌の色が黒目になりやすくなる「黒色メラニン」に
対して光の波長が最適化された光になったレーザーを使用しています。

どれだけ焼灼できるかはレーザーの持つパワーに比例するので、
高パワーレーザー脱毛器を使って施術すればより高い脱毛効果を期待できます。

レーザー脱毛は脱毛効果の高い永久脱毛法ですが、
副作用がでてしまう場合があったり、施述に向いていない人もいます。

レーザー脱毛はとは黒い毛をターゲットに焼灼するレーザーを使う脱毛法です。
そのメカニズムは毛の色に反応して焼灼するというものとなっています。

なので、やけどを防ぐために脱毛したい部位にほくろや乳首、
肛門周辺部などの色素沈着が濃い部分や、
濃いシミやアザなどがある部分があるとレーザーを照射できない場合があります。

上記にかいたとおり、立つもうレーザーは黒色メラニンに反応します。
なのでもとの肌色が濃い人や日焼けをしている人は、
本来黒い毛に集中するべきレーザーのエネルギーが肌の色に対しても反応してしまい、
分散してしまう場合があります。

レーザーが肌の色に反応すると、肌がやけどをしたような状態になってしまいます。
メラニン色素の量を測る「色素計」を使い、レーザーの照射パワーを調整し、
十分な照射ができないと判断された場合は、レーザー脱毛を諦めて
他の脱毛法を選ぶ必要があります。

現在主流の医療レーザー脱毛器は、黒色メラニンに反応して焼灼します。
なので白髪や色素の薄い地毛、産毛などでは効果が感じられないこともあります。

顔や背中などの脱毛を検討している場合は医師と相談をして
脱毛法を選ぶようにしましょう。

永久脱毛という言葉とともに、「不再生脱毛」という言葉もよく聞きます。
永久脱毛と不再生脱毛はニュアンスは似ていますがまったく違うものです。

不再生脱毛とはエステで行う永久脱毛に近い施述のことを指します。

病院とサロンの違いは使用しているマシンが違っていて、
１回の脱毛の効果が違います。
病院では１回の脱毛効果の高いレーザー脱毛機を使用しての脱毛ができます。
効果が高いのでサロンよりも少ない回数で脱毛することができます。
レーザーを使用して毛を再生させないようにすることができるので
病院での脱毛は「永久脱毛」と呼ばれます。

一方、サロンでの脱毛は光脱毛といってIPLなどのマシンで行われます。
光脱毛はレーザー脱毛よりも薄く広がるのでの、１回の脱毛効果では劣りますが、
照射できる面積が広く、痛みが少ないのが特徴です。
１回の効果が弱い分、エステへ行く回数は多くなります。

ムダ毛の濃さや範囲は部位によって違います。
なので部位によって通院回数もかわってきます。

ワキのレーザー脱毛による永久脱毛は５~６回が目安となっています。
もともとの毛の量にもよりますが、５~６回でほぼキレイになるでしょう。

遅れて出てくるワキ毛が数本残ることもありますが、
はじめは１．５~２カ月間隔で脱毛し、最後の１回を３ヶ月後に脱毛すると、
遅れて生えてきた毛も脱毛できます。

Vラインの脱毛には二通りあります。もともと濃い人はレーザー脱毛を、
薄い人は光脱毛を選択します。

まずレーザーでも１回または２回は全照射をして、毛の密度を下げるようにします。
そうしないと濃い人は、濃いところとまったく毛がないところの境目が
はっきりとして不自然になるからです。
どの程度の濃さで残すかはカウンセリングのときにしっかりと伝えるのが大切です。
Vラインの毛周期は他のところよりも遅いので３~４カ月に
一度のペースだと長さの感じもつかみやすくなります。
早い人で３回、普通で５~６回を目安とします。

ひざ下の脱毛は自己処理で行っている人も多いので人気の部位でもあります。
レーザー脱毛ではひざ下の毛を５~６回できれいに無くすことができます。
レーザーの照射時間は３０分ほどとなっています。

腕は夏場だけでなくオールシーズン見られる機会の多い部位です。
腕の中でもひじ下の脱毛も５~６回でキレイになっていきます。
レーザーの照射時間は30分ほどとなっています。

人に見られる機会の多いところこそ脱毛しておくとでケアが楽になります。

意外とよく見られがちなのが指のムダ毛です。
自己処理ではついつい処理を忘れがちな部分でもあります。
指の関節から生えるムダ毛はカミソリで剃るのも難しいです。

手の指から生えるムダ毛もレーザー脱毛をすることができます。
うでのレーザー脱毛とあわせて行ってしまうのがベストです。

いざ脱毛を始めようとおもってもいつから始めるのがベストなのか
わからないという人も多いのではないでしょうか。

実は、脱毛を始めるのにベストな季節は秋冬です。
秋から冬にかけて脱毛を始めると、露出が増える夏までにはある程度キレイになります。
３回程度で済む脱毛であれば冬から、５~６回通う必要のある脱毛は
秋からスタートさせましょう。

ここまでで、永久脱毛をするには病院が良い。ということがわかりました。
しかし、全国には医療レーザーができる病院はたくさんあります。
なので全国展開されている病院の中でも施述を受けて
評判のいい病院を紹介します。

湘南美容外科は知名度も高く、全国に34院展開している大手美容外科クリニックです。

湘南美容外科のおすすめポイントは常にキャンペーンが実施されているので、
効果ある医療レーザー脱毛を安い料金で受けられるという点です。
さらに、次世代医療レーザー脱毛機器もほぼ半分のクリニックで導入されており、
無料カウンセリングがあるので試しに受けてみてはいかがでしょうか。

フェミークリニックは東京４院、大阪2院を展開する美容皮膚科専門病院となっています。
フェミークリニックは明瞭な料金システムであることや、
痛みに対するケアなど患者目線の施術体制が整っていることから評価が高い病院です。

さらに、医療レーザー脱毛機が数種類導入されていて、
患者一人ひとりに合った機器選び、照射量調整などきめ細かく対応してるところも
おすすめポイントとなっています。

無料カウンセリングだけでなく、無料メールカウンセリングがあるので、
電話や直接カウンセリングをするのに抵抗がある人は
メールで気軽の相談をすることが可能です。

リゼクリニックは提携クリニック含み、全国に11院を展開する
脱毛専門の病院です。
リゼクリニックの良いところは、女性医師による女性専用のクリニックとなっています。
女性医師なので、女性の立場にたった様々なケアをしてくれます。

さらに、医療レーザー脱毛機のなかでも痛くない素早い施術が可能とされている
「ライトシェア・デュエット」というものを導入しています。
無料カウンセリングもやっているので、気軽に相談することができます。

聖心美容クリニックは、全国に9院を展開する形成外科・美容外科・美容皮膚科病院で、痛みを感じやすいと言われるVIOラインの医療レーザー脱毛でも
痛みを感じなかったという口コミが多いクリニックです。

光脱毛とレーザー脱毛のいい点を1台にした「スムースクール」という機器が
導入されており、通常施術ができなかったIラインの粘膜部分まで
処置をしてくれるところがおすすめポイントです。

もちろん無料カウンセリングもあり、
VIOラインの医療レーザー脱毛を検討されている方にはおすすめのクリニックです。

上記にかいたように永久脱毛を行った場合でも
数年たつと少しだけ毛が生えてくる場合があります。
その場合に、また病院やクリニックで普通に施術をしては費用がかかってしまいます。
永久脱毛は決して安い金額でできることではないので
できれば重複してするのはさけたいところです。

なので、将来の事も考えてアフターフォローがある
病院やクリニックを選ぶようにしましょう。
また、レーザーや光脱毛で抜け残った毛は色素が薄かったり、
熱に強かったりする毛が多いです。
再発しやすい部位は、針脱毛を行えば、より永久脱毛の効果を実感出来ます。

いかがだったでしょうか？
「病院で行われる永久脱毛」のことをくわしくまとめてみました。

永久脱毛は広告の知名度や露出度から脱毛サロンで行われていると
思っている人はまだ多いです。
永久脱毛にあこがれている女性はたくさんいるので施述をするさいには
きちんと理解をし、メリットデメリットを確認して自分にあった
施述方法で永久脱毛をするようにしましょう。

「自分だけでは不安」と思う人は
無料カウンセリングを行っている病院やクリニックがほとんどなので、
一度相談してみるのも良いでしょう。
キレイで安全な永久脱毛ができるように、病院選びには特に力をいれましょう。