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脱毛サロンってどんなところ?脱毛サロンでできることを知ろう。

一昔前は何十万とした脱毛。今やワンコインから脱毛ができる時代になり、気になっている人も多いのではないでしょうか?脱毛サロンでの脱毛について知り、自分にあった適切なお手入れを見つけませんか?豊富な事例があるので、毛の悩み解決は脱毛サロンの得意とするところです。

脱毛サロンでの脱毛を知って、最適なお手入れ法を見つけよう!

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電車の広告やCMなどでおなじみとなって久しい低価格脱毛。
ぐっと身近になったとはいえ、どんな方法があるのか知らない人も多いのではないでしょうか?
どんな脱毛方法があるのか見ていきましょう。

脱毛サロンの脱毛方法

脱毛サロンでは、美容電気脱毛、光脱毛、ワックス脱毛が可能となっています。
脱毛サロンのページに書かれている「フラッシュ脱毛」、「光脱毛」、「ライト脱毛」、「美肌脱毛」、「美容脱毛」、「.IP.L.脱毛」、「S.S.C.脱毛」、「ハイスピード脱毛」、「スリムアップ脱毛」などは光脱毛に、「美容電気脱毛」や「電気脱毛」などは美容電気脱毛に分類されます。

光脱毛について知ろう!

脱毛サロンによって様々な呼び方がある光脱毛ですが、その方法は「S.S.C.方式」と「I.P.L.方式」の2種類です。

IPL方式(IPL脱毛)

IPLとはIntense Pulse Light(インテンス・パルス・ライト)の略称です。
インテンス・パルス・ライトという、黒色のメラニン色素に反応する性質をもった光を利用した脱毛をIPL脱毛と呼んでいるのです。

このインテンス・パルス・ライトを照射することによって毛根のメラニンに働きかけ、毛根にダメージを与えて脱毛させるというのがIPL方式の脱毛です。

脱毛サロンでは、このインテンス・パルス・ライトと脱毛サロンのジェルを併用して、ライトが吸収されやすい状態にして脱毛を行うことが多いようです。

IPLは、肌に有効な成分を作り出す線維芽細胞の働きを活性化させる効果があるため、シミやそばかす、くすみ、赤みなどの肌トラブルの改善のフェイシャルエステで用いられています。
(IPL脱毛をするときとは強度が異なります)

S.S.C.方式(SSC脱毛)

SSCとは、Smooth Skin Control(スムース・スキン・コントロール)の略称です。

SSC脱毛は、光と反応するカプセルが入った各サロン独自のジェルを用いて、光とジェルの相乗効果によって脱毛を行います。

I.P.L.脱毛とS.S.C.脱毛の違い

I.P.L.脱毛もS.S.C.脱毛もジェルを塗って施術する場合が多いです。
両方とも光を使うし、何が違うのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

I.P.L.脱毛・・・光(インテンス・パルス・ライト)を使用して毛根のメラニン色素にダメージを与えて脱毛する方式。
ジェルは肌の保護などを目的に使用します。

S.S.C.脱毛・・・光(クリプトンライト)の強い光を使用し、ジェルに含まれている光に反応するカプセルを破壊します。
強い光と言っても、痛みに繋がるものではありません。
ジェルには、抑毛・美肌効果や鎮静効果のある成分が含まれています。

一般的に、I.P.L.脱毛は、直接毛根に作用させることからS.S.C.脱毛より効果に比べて効果を感じやすい、S.S.C.脱毛はI.P.L.脱毛に比べて肌に優しく痛みも感じにくいと言われています。

S.S.C.脱毛は、I.P.L.脱毛に比べて痛みが少なく施術時間も短い場合が多いようです。

肌ダメージがぼぼないこと、従来の脱毛方法に多かった火傷などの肌トラブルがあまりないということから選択肢に入れる人が多くなっています。

美容電気脱毛(電気脱毛)について知ろう!

美容電気脱毛とは、FDA(米国食品医薬品局)が永久脱毛であると承認している脱毛のことです。

脱毛サロンによっては「スーパー脱毛」「電気ニードル(針)脱毛」「スマートエピ脱毛」などと呼ばれているようです。

特徴は

・毛のどの周期でも脱毛できる
・日焼け、色素沈着した肌にも脱毛できる
・産毛や白髪も脱毛できる

ということです。

光脱毛は、メラニン色素の黒色に反応させて毛根にダメージを与え、脱毛するため、成長期の毛にしか反応しません。
また、黒に反応するという特性上、日焼けや色素沈着した肌へはやけどの恐れがあるためできませんが、
電気脱毛は肌の表面から毛が出てさえいれば施術可能なため、毛の周期や肌の色を問わず施術可能です。

電気分解法

「流電法」、「熱解離法」ということもあります。

もともとはアメリカで逆さ睫毛の治療法として用いられてきた電気脱毛。
この電気分解法は、その逆さ睫毛治療に用いられてきた手法になります。

毛穴に針をさしこんで、針に弱電流を流すことによって組織液を電気分解し、毛嚢内に水酸化ナトリウムを発生させて毛根にダメージを与え、脱毛します。
電気分解によって発生した水酸化ナトリウムはとても強いアルカリ性で、毛根を溶かすような作用があります。

1本通電させるのに必要な時間は60〜80秒程度です。
現在ではあまり見られない方法です。

高周波法

高周波の加熱作用を利用した脱毛方法です。
高周波を与え、毛根に熱を発生させてダメージを与えて脱毛していきます。

高周波法には、高周波の出力が高い「フラッシュ法」と高周波の出力が低い「マニュアル法」の2種類があります。

1本に通電させるのに必要な時間は0.01秒から1秒程度です。
金属アレルギーの人にも対応が可能な方法です。

ブレンド法

電気分解法と高周波法の両方を取り入れた方法です。
アルカリと高周波の熱作用の2つの相乗効果で毛根にダメージを与えて脱毛していきます。

1本あたりの処理時間は3から20秒程度です。

現在、美容電気脱毛の主流となっています。

小林式絶縁針脱毛

これは、医療機関でしかできない脱毛です。

サロンで行う美容電気脱毛としくみは同じなのですが、違いは使用する針。

絶縁針には、その名の通り皮膚に触れる部分に絶縁加工がされています。
そのため、通電時に皮膚に熱が伝わらないようになっているので、痛みややけどのリスクが軽減されています。

脱毛サロンのワックス脱毛について知ろう!

ワックス脱毛とは

ワックス脱毛とは、脱毛用のワックスを塗布し、毛とワックスを接着させてベリっと毛根から毛を抜く(はがす)脱毛方法のことです。

毛とワックスを接着させる必要があることから、毛は5mm以上伸びた状態である必要があります。

毛根から毛を引き抜くので、施術すればすぐ毛のないお肌になります。
古い角質も取れるので、お肌が柔らかくなった、と感じる人も多いようです。

ワックス脱毛は、粘膜の脱毛も可能なので、鼻毛やアンダーヘア(Iライン)のきわまで施術が可能です。

ワックス脱毛は、毛根から毛を引き抜くため痛みを伴います。
また、お肌にも少なからず負荷がかかっているので、施術時肌トラブルが起きたり、施術後に埋没毛になったり、色素沈着などのトラブルも起こったりする場合があります。

ワックス脱毛は、サロンでも自分でもできる脱毛方法です。
肌トラブルのことを考えると、サロンでやってもらった方がケアが充実しているので安心といえるかもしれません。

サロンでは、サロン独自に開発したワックスを用いて肌になるべく負荷がかからないようにしているほか、施術後にも肌のケアをしてくれます。

ブラジリアンワックス脱毛とは

サロンで見かける「ブラジリアンワックス脱毛」も、このワックス脱毛に分類されます。

ワックス脱毛のうち、アンダーヘアの脱毛をブラジリアンワックス脱毛と呼んでいましたが、ワックス脱毛のことをブラジリアンワックス脱毛と呼んでいる場合もあるようです。

ワックスによる脱毛を指すときは「ワックス脱毛」と呼んだ方が無難ですね。

ソフトワックスとハードワックス

ワックスには、「ソフトワックス」と「ハードワックス」と呼ばれる方法があります。

ソフトワックスは、ワックスの上にストリップと呼ばれるシートを当てて、シートごと剥がします。
ハードワックスは、ワックス自体が固まるため、ワックスが固まった後にワックスを剥がします。

一般的に、ソフトワックスよりもハードワックスの方が強力とされています。

水溶性ワックスと油性ワックス

ワックスには、水溶性と油性のものがあります。

水溶性のワックスは、油性に比べると粘着力は弱めです。
その分肌に優しいと言えるので、肌トラブルが起きやすい方はこちらを選択された方が良いでしょう。
粘着力が弱いことから、毛の長さも1cm程度必要なことが多いようです。

油性ワックスは、強力なので短い毛や細い毛も一気に脱毛可能です。
短い毛や産毛も脱毛します。
水溶性は水で落とせますが、こちらは油性なので落とすときに手間がかかります。

レーザー脱毛に比べると、コストが安い
毛根から引き抜くため、カミソリや電気シェーバーで処理するよりも仕上がりがキレイ
毛が生えてくるのに約6週間の期間があり、カミソリなどよりもお手入れの回数が少なくて済む
広い面積を一気に処理することができ、毛抜きで抜くよりも短時間で処理が完了する
デメリット

お肌への負担が大きく、出血や毛穴の炎症、埋没毛などのトラブルを引き起こしやすい
ワックスと同時に、毛のない部分の皮膚の角質も一緒に剥がしてしまう
慣れないと処理が難しく、失敗する人が多い
完全に脱毛するわけではないため、定期的に処理する必要がある

永久脱毛と不再生脱毛について知ろう!

「永久脱毛」、「不再生脱毛」という言葉を目にしたことはありませんか?

永久脱毛ってって、その文字通り脱毛すれば一生毛が生えないことだと思っていませんか?
文字だけだと、そう思いますよね。

では、脱毛サロンで見かける「不再生脱毛」ってなんでしょう?

言葉の定義について調べてみました。

永久脱毛の定義

永久脱毛について調べると、言葉の定義自体はアメリカに由来することがわかりました。

「永久脱毛」の定義は、死ぬまで1本も毛が生えてこないということではありません。
簡単に解説すると、『高い減毛率を長期間にわたり維持できる脱毛法』とお考えください。
米国電気脱毛協会(American Electrology Association)は『最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法』が永久脱毛であると定義しています。

出典:http://depilation-rs.com

「永久脱毛」と名前だけ聞くと、一生生えてこないような印象を受けますが、そうではないことに注意です。

更に調べていくと、以下のような記述を見つけました。

永久脱毛は法律で定められた医療行為です

昭和59年11月13日及び昭和63年2月4日に、いわゆる『永久脱毛』行為について、厚生省・医事課より 「永久脱毛を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当し、医師以外の者が行えば医師法違反となる」との回答が出されており、 医療機関以外では永久脱毛行為は禁止されています。

出典:http://www.epi.gr.jp

永久脱毛は医療行為に該当し、脱毛サロンで行うことは違法なのでしょうか?

美容電気脱毛は永久脱毛ではないのでしょうか?

気になったので、調べてみました。

結果として「グレー」であるようです。


(昭和五九年一一月一三日)
(医事第六九号)
(各都道府県知事あて厚生省健康政策局医事課長通知)
標記について、別紙1の警察庁保安部公害課長照会(要旨)に対し、別紙2のとおり回答したので貴職において御了知ありたい。
(別紙1)
(昭和五九年一月二六日 警察庁丁公害発第七号)
(厚生省医務局医事課長あて警察庁保安部公害課長照会)
京都市に本店を置くW株式会社が、不特定多数の女性を対象に、電気分解法及び電気分解法と高周波法の混合による手法により◆永久脱毛◆行為を行っている。
このような◆永久脱毛◆行為を業として行った場合は、医師法第十七条の医業に該当すると解してよいか。
(毛のうへ長さ一五mm、厚さ○・二mmの針を五mm程度挿入し、
① 直流を通電して、水酸化ナトリウムを発生させて毛根部を破壊する。(電気分解法)
② 高周波電流を通電して、抵抗熱により毛根部を破壊する。(高周波法))

(別紙2)
毛のうへ針を挿入し電気を通し毛乳頭部を破壊する方法による脱毛行為に関する疑義について
(昭和五九年三月二二日 医事第二一号)
(警察庁保安部公害課長あて厚生省医務局医事課長回答)
昭和五十九年一月二十六日付けで照会のあった標記について、左記のとおり回答する。

御貴見のとおりである。

出典:http://wwwhourei.mhlw.go.jp

電気脱毛による永久脱毛は医師法に反する、という見解の通達です。

○小野(昭)政府委員 昭和五十九年に健康政策局の医事課から、電気脱毛は医行為であるとの見解を示しているところでございますが、この医行為の内容につきましては、医学等の進歩によりまして変わり得るものでございます。
 いわゆる電気脱毛について申し上げますと、昭和五十九年当時と現在のものでは、その機器が格段に進歩いたしております。一例を挙げますと、例えば昭和五十九年当時は通電量のメーターがございませんでしたが、現在はございます。それから、一回の通電時間が六十秒から百八十秒かかっていたわけでございますが、現在は七、八秒でございます。それから、針の反復使用は、五十九年当時は反復使用いたしておりましたが、現在は使い捨てでございますし、一回に挿入する針の数も十六本から一本というふうに減ってきております。
 そういった状況がございまして、最近の電気脱毛機器につきましてはそういう性能の向上があるということもございまして、可罰的違法性がないと認められるケースもあるわけでございます。昭和五十九年以降、医師法違反の容疑で摘発しました四つの事例はいずれも起訴されていないというふうなこともございます。そういった状況を踏まえますと、現在では、一律に取り締まりの対象とすることは難しいと考えております。

出典:http://kokkai.ndl.go.jp

昭和から平成へと時を移し、医師法違反であるとみなした昭和59年と平成9年時点では、技術の進歩などにより状況が異なることから、違法性がないと認められるケースがあるという発言があります。
衆議院 厚生委員会 5号 平成09年11月26日 より。

○医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて
(平成13年11月8日)
(医政医発第105号)
(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生労働省医政局医事課長通知)

第1 脱毛行為等に対する医師法の適用

以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。

(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

(2) 針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為

(3) 酸等の化学薬品を皮膚に塗布して、しわ、しみ等に対して表皮剥離を行う行為

出典:http://wwwhourei.mhlw.go.jp

脱毛に関する記述は(1)ですが、ここでは「光線」を照射する方法について触れられています。

美容電気脱毛は、明確に違法とは言えないということで「グレー」ということですね。
脱毛サロンで医療レーザーや類似した光線を照射して脱毛を行う場合は違法となります。

現状、「永久脱毛」をしたい場合は、医療機関のレーザー脱毛、電気脱毛、グレーではありますが脱毛サロンの美容電気脱毛が選択肢ということになります。

不再生脱毛の定義

次に、不再生脱毛について調べてみました。

身体の毛の再生する割合を少なく再生された毛を目立たなくさせることが脱毛施術になります。
一度、完全に破壊された発毛細胞からは毛は再生されなくなります。
光脱毛は、この発毛細胞を徐々に破壊して不再生にする脱毛施術のことをいいます。
いずれ、何十年か経過して毛の施術後1ヶ月経過後の再生率が20%以下と立証されれば
光脱毛も「永久脱毛」として認定されるのでしょうが、現段階では「不再生脱毛」と定義しかできません。

出典:http://patolaqshe.com

光脱毛は、エステなどの医療機関以外で行われる場合は医師法違反にあたらない程度の光の量で行います。なので、効果が現れるまでは、回数がかかります。毛の成分のもととなる毛母細胞が全て死滅するまで施術を繰り返すので時間がかかるのです。光脱毛といっても、色々な種類があります。光(フラッシュ)脱毛は、IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛・フラッシュ脱毛・コスモライト脱毛(I2PL脱毛)・プラズマ脱毛が主な種類です。

出典:http://エピレ立川jp.com

脱毛サロンでは、「永久脱毛」は行えませんが、「永久脱毛」に近い効果を得られるということですね。
光脱毛は、医療機関ほどの出力では行いませんが、原理としては同様のものです。

脱毛方法の選び方

もう面倒な自己処理から解放されたい!

でも、いろいろあってどこに行けばいいの?とお悩みの方向けに、選び方の指針を作ってみましたので参考にしてみてください。

永久脱毛がしたい!

医療機関での施術と、脱毛サロンの美容電気脱毛を選択してください。

今すぐすべすべお肌にしたい!

今すぐ、早く!とお急ぎの場合は「ワックス脱毛」がお勧めです。

電気脱毛も、施術した部分はすべすべになりますが、1回にできる箇所・時間が決まっているので全身一気にしたい場合などには向きません。

脱毛を試したい!リーズナブルに脱毛したい!お手入れを楽にしたい!毛を薄くしたい!

脱毛サロンの「光脱毛」がお勧めです。

色黒!色素沈着がある部位を脱毛したい!産毛も細い毛も脱毛したい!完全に脱毛したい!

「電気脱毛」がお勧めです。脱毛サロン、医療機関で探してみてください。
痛みに弱い方は、絶縁針を使用する医療機関のほうがよいでしょう。

少ない回数で確実に脱毛したい!

医療機関のレーザー脱毛がお勧めです。

なるべく安く、確実に脱毛したい!

「光脱毛」で全体を減らした後、残った部分を「電気脱毛」する方法がお勧めです。

最後に

脱毛サロンで行える脱毛は、おおまかに分けて3つ。

サロンに行く前に、脱毛したい部位と、ほしい結果を考えてみてください。

ほしい結果に応じて、自と選択肢が決まってきます。
選び方が参考になれば幸いです。

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