2015/11/12 更新
- 毛穴(3796)
美肌を目指すには毛穴の角栓は抜かずに溶かす!その方法とは?
お肌の悩みに多い毛穴の角栓。ザラザラしていてなんとかしたいと思っても間違った方法で取り除いてしまっては逆効果です。角栓は無理に抜かずに溶かすほうがお肌を傷めないんです。ではどうやって溶かすのか?どんなアイテムなら溶かすことができるのか?をご紹介します。
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角栓は何故できてしまうんでしょうか?原因が分かれば角栓を溶かす方法や、溶かした後にどんなスキンケアをすれば防げるかが分かってきます。
角栓を形成しているのは、酸化した皮脂(脂質)と、古い角質(タンパク質)が混ざったものです。毛穴の中の角質は通常、古くなってはがれ落ちると皮脂によって外に排出されます。
しかし、ターンオーバーが遅れると、角質がはがれずに肌の表面にたまり、皮膚が厚くなって出口である毛穴が狭くなるため、皮脂と角質が排出されにくくなるのです。そのようにして毛穴の中に溜まった皮脂と角質が結びつき、固くなることで、角栓が形成されます。
角栓が出来上がってしまう原因を簡単に挙げてみると、
○毛穴の開き(乾燥・ターンオーバーの乱れ)
○スキンケア不足・洗顔、角質ケアのしすぎ
○ターンオーバーの遅れ(30代・40代の方の場合)
○油性化粧品(メイク・乳液など)の多用
飛び出した角栓を見ると抜きたくなってしまいますよね。取り除かなければ!と思ってずっと抜き続けている方も多いのでは?
本来角栓とは常に微量ずつ生成され、
角質のターンオーバーや産毛の発育とともに
勝手に押し出されます。
これをわざと自分でとってしまうと、
お肌の生体システムが過敏に反応し、
肌自ら未発達の角質を破壊し、
皮脂を過剰に分泌することで
新しい角栓をすぐに作ってしまうのです。
毛穴からすれば、無理矢理引っこ抜かれたも同然ですから
角質が刺激をうけて傷つきダメージを受けています
このようにして傷つけられたお肌は、お肌を守るために角質基底層より
メラニンが発生されたり、お肌のターンオーバーが不規則になったりします。
お肌のターンオーバーが遅れると角質が積み重なって厚くなり、
鼻の毛穴周りが硬くなり弾力がなくなります
これを角質肥厚といいます
その結果、毛穴が大きく開いてしまうのをご存知ですか
毛穴が開くということは、詰まりやすくなるという事でもあります
毛抜きで引き抜く→詰まる→毛抜きで引き抜くという悪循環を繰り返してしまうと、
お肌は凸凹の取り返しの付かない状態になってしまいます
角栓は抜くと肌を傷めることになります。飛び出していても抜くのを我慢して溶かす方法で除去しましょう。
では、溶かすということはどういうことなのかを説明していきます!
じつは、角栓すべてを溶かそうとすると周囲の皮膚まで傷つけてしまう危険性が高いため、多くの商品は、角栓の一部を溶かすことで、毛穴の中から除去しやすくするものなのです。
タンパク質はオイルでは落としきれません。毛穴の隅々にまでいきわたる、微粒子のクレイなどで、根こそぎ洗い流すことはできますが、洗浄力が強すぎて、乾燥肌を招く可能性もあります。
角栓を溶かすというのは、角栓を消滅させるわけではなくて、角栓を少し溶かして、除去しやすくするということだと思ってください。角栓が溶けることによってより効果的な洗顔を行うことができるようになります。しかしながら、角栓を溶かすスキンケア商品には皮膚へのダメージが大きいものあるため、頻繁にしすぎないようにしましょう。
角栓を溶かす方法にも色々ありますが、肌を傷めてしまうものもあるようです。では肌に優しく角栓を溶かす効果があるアイテムをご紹介していきます。
酵素で洗顔することによって、小さな角栓であれば取り除ける可能性は大。大きな角栓も、角栓を形成しているタンパク質を分解する性質によって、少しづつ小さくしていくことができます。
酵素の優れたところは、角質や汚れ、皮脂だけに効くところ。特定の物質だけを分解してくれるので、お肌の潤いを奪い過ぎないという成分です。
たんぱく質は油に溶けないので、通常のクレンジングオイルなどの油分では取り去ることができません。
角栓を除去するには、「酵素」を使った洗顔法があります。
酵素には、タンパク質を分解するという働きがあります。
ただ、酢豚にパイナップルが入れてお肉をやわらかくするのと同じような理屈ですから、頻繁に使えば、やはり肌に負担はかかるでしょう。
本来は、時間をかけて「角栓を溜め込まない肌」にしていくことが大事ですが、できてしまった角栓を除去するために、酵素洗顔を月に数回程度とか、一時的に取り入れてみるのもいいかもしれません。
酵素は潤いを奪い過ぎずに角栓を溶かす効果があります。しかし、汚れを溶かすということは少なからずお肌に負担がかかりますので頻度に気をつけましょう。
顔をぬるま湯で濡らし、酵素パウダーを手に取り、
人肌程度のぬるま湯を加えてよく泡立てます。
(ぬるま湯を加える事で酵素の働きがよくなります)
皮脂の多いTゾーンから泡をのせていき、
1分程度泡パックをして、そのままぬるま湯で洗い流してもいいです。
洗浄力のあるものなので、あまり長時間泡パックをすると肌への刺激となるため、
強い効果を求めて長時間泡パックするのは避けて下さい。
普通の洗顔でもぬるま湯で洗うことでお肌の乾燥を防ぐと言われていますが、酵素は泡立てるのもぬるま湯というのがポイントです。硬くなった角栓を溶かすのに泡パックが効果的です。
炭酸の一番の働きは血行促進ですが、実は汚れや皮脂に吸着する働きもあります。炭酸水に含まれるシュワシュワは水に溶けた二酸化炭素ですがこのシュワシュワの泡が皮脂を溶解してくれるのです。美容室での炭酸ヘッドスパを受けたことがある人は分かるかもしれませんが、頭皮の毛穴に詰まった汚れがキレイさっぱりするのは、炭酸ガスが豊富に含まれた炭酸水のおかげ。炭酸のシュワシュワが皮脂と吸着して取り除いてくれるのも納得できますね。
炭酸ヘッドスパは頭皮の汚れを溶かす効果があると話題になりましたよね。顔の角栓も溶かす効果が期待できます。
「炭酸水で角栓を取る方法」
1:まずは、きれいに洗顔しましょう
2:蒸しタオルを顔に乗せ、毛穴を開かせます
3:コットンに、炭酸水をたっぷりと含ませ、気になる箇所に載せます
4:しばらく、そのままの状態で10分くらいパックします
炭酸水は、飲料用の市販のものでOKです。このとき注意したいのは、無添加・無糖のものを使うことです。間違っても、サイダーなどの糖分が入っているものは使わないようにしましょう。
飲料用の炭酸水なら手軽に試すことができてお財布にも優しいのが嬉しいですね。コットンを乗せておくだけで角栓を溶かす効果があるのでお肌への負担も少なく、無添加のものなら安心して使えるのも良いです。
パンやお菓子など、食品にも含まれる重曹。この重曹が、毛穴に詰まった角栓の大掃除に効果を発揮してくれます。食品なので敏感肌の方も、安心して使用できますね。
重曹は様々なことに使えてとても便利なアイテムですね。敏感肌の方も安心して角栓を溶かすことができます。
重曹:大さじ2杯
水:適量
重曹に少しずつ水を加えていって、
耳たぶくらいの固さになったら完成
・パック方法
1.
ホットタオルで暖めて毛穴を開く。
または、お風呂上がりや入浴中など
毛穴が開いているタイミングですると
効果がさらにあります。
2.
用意していた重曹を鼻の上にのせる
3.
10分ほどしたら洗い流します。
重曹と水だけですので簡単にパックが作れます。角栓が気になる部分に乗せてじっくり溶かす方法です。
重曹だけでも洗顔効果はありますが、重曹は研磨効果があり単品で使うと肌に摩擦が起きてしまいます。
そこでオリーブオイルと混ぜて、優しくなでるように洗うと良いです。
重曹は、食用のものか美容用のものがオススメです。
重曹はお鍋の焦げ付きなどを洗う際にも使われるぐらいの研磨効果ですので洗顔に使う場合は必ずオリーブオイルと混ぜて使いましょう。オリーブオイルにも角栓を溶かす効果がありますので相乗効果が期待できます。
角栓を溶かすには肌を傷めないように気を付けることが一番のポイントになりますので、頻繁にやり過ぎずに少しずつ溶かすこと、肌への負担が少ない方法で溶かすことが重要です。今まで角栓を抜いていた方も溶かすアイテムを使うことで角栓ができにくく、毛穴が小さいお肌を目指しましょう!