そのしこりはニキビではないかも…顔にできるしこりにはどんな物？

ニキビは吹き出物という「しこり」と呼ぶのには大きくないものですが、ニキビにも「しこりニキビ」というものもあります。

顔のしこりに痛みを伴う場合は「外骨腫」というしこりの可能性が高いです。
外骨腫はその名前の通り骨が外側に膨らんでしまったしこりです。

粉瘤という顔にできるしこりは痛みはありません。
簡単にいうと毛穴の中に膿が溜まるしこりです。
粉瘤は黒いしこりの場合もあります。

膿が溜まるので炎症しているニキビと間違いやすいですが、臭いもあります。
ニキビが大きくなると痛みを伴いますが、痛みがない場合は粉瘤の可能性があります。

粉瘤は痛みや違和感などはないですが、症状としては黒ニキビみたいのがどんどん大きいしこりになり、あぶらみたいのがでる事もあります。
また、ばい菌などで炎症し、赤くなったり化膿したりする事もあります。

脂肪腫はその名前の通り脂肪が塊がしこりとなったものです。
このしこりの場合も痛みはありませんが、しこりを触るとブヨブヨとした吹き出物ではない違和感があります。

脂肪腫が顔にできた場合は大きさから目立つことがあるので、ニキビとは違うと気付くでしょう。
大きい物では５㎝くらいになるものもあります。

症状とししては痛みなどはありませんが、まれに痛みを感じる方もいます。
またしこりがどんどん大きくなるんですが、あまりにも大きくなるようでしたら
悪性の場合があります。

顔のしこりが粉瘤や脂肪腫の場合は手術でしこりを除去することになります。
特に粉瘤のしこりは中に膿が溜まっているので、他の病気を引き起こす可能性が高いからです。

外骨腫の場合は悪性ではない時は経過観察のことが多いようです。
ですが、しこりが大きい場合は手術で除去することもあります。

顔にできるしこりで出血がある場合はしこりニキビの可能性が高いです。
しこりニキビは通常のニキビより炎症が酷くなり、膿が溜まったニキビです。

しこりニキビからは出血や膿が出ることもあり、触ると痛みが伴うこともあります。
炎症が悪化すると赤く腫れるようになります。

しこりニキビができやすい場所は顎やおでこなどです。
ニキビというと皮膚の表面にできますが、しこりニキビは皮膚の奥で炎症してできるニキビなのです。

しこりニキビは赤ニキビより酷く、毛穴をふさいでいるので治りも遅いし溜まってくいっこうなのです。
放置しているとどんどん大きくなってきます。またきちんと膿を出さないと、繰り返すニキビともなってしまいます。

しこりニキビの場合も治療が必要になります。
皮膚科でステロイド注入やレーザー治療などになるでしょう。
通常のニキビとは違い、自然治癒は難しいです。

また、しこりニキビは一度できてしまうと繰り返すことが多いので、根本の治療が必要なのです。
そしてしこりニキビを繰り返さないためにも、日常生活の見直しも必要になります。

顔のしこりの種類と治療法について紹介しました。
顔のしこりはニキビなどの吹き出物とも間違いやすいですが、どんどん大きくなるものは注意が必要です。
しこりニキビの場合もありますが、通常のニキビとは違い皮膚科での治療が必要です。
顔にしこりを見つけたらまずは皮膚科を受診するようにしましょう。